
2016年10月29日~11月6日まで、JR新長田駅周辺で
下町芸術祭2017プレ企画「下町アセンブリー」が開催されます。
新長田駅周辺は食べ歩きスポットや鉄人28号、三国志だけではありません。
震災から奇跡的に逃れた海側の駒ヶ林エリアは、昭和初期または
それ以上昔に建てられた古民家が密集し、空き家も多く、
細い路地や空き家、空き地を活用した若手アーティストによる
現代アートの作品展が開催されるという事で、まだ開催前ですが
一足お先に周辺を散策してみました。

まずはJR新長田駅前です。
この噴水はメロディ噴水だそうです。

鉄腕28号モミュメントは現在こんな感じです。
塗り替えをして生まれ変わるんですね!


駅前の大正筋商店街をひたすらまっすぐ進むとやがて
商店街が無くなり、小さな路地に住宅が密集しているエリアがあります。

昭和の下町情緒溢れる駒ヶ林エリア

家の前にそれぞれ物干し用の柱が建ってるんですよね。
全ての家がシーツを干してたらすごい光景になりそう。
空き家前の物干しざおは芸術祭のアートにも使われるそうです。

まだアスファルトになっていない路地もあります。
10軒中10軒の意見が揃わないと舗装できないそうで、
現在も土の路面のままだそうです。



路地には野良猫も沢山。かわいくて癒されます。
まちなか防災空地二葉じぞう広場
古くから残っている町は、どうしても住宅が密集しています。
消防車なども通れませんし、火災や建物の崩壊などで
避難できるスペースを確保することを目的に、神戸市では
まちなか防災空地の整備を進めています。
こちらの空地は黒板の素材になっています。
上空へのメッセージも残せますし、普段は子供たちが絵を描いたり
ケンケンをして遊んだりと遊びの場としても活用されています。

防災時には水道を使ってもいいですよ。のマークです。
暗闇でも光るようになっています。



住宅が密集した路地の中にこういった広場が設けられています。
こちらも蓄光塗料が使われています。

古民家カフェ初駒
築120年の建物を利用した建築事務所兼カフェ。
コーヒー250円にサンドウィッチ250円の文字が見えました。
芸術祭が始まれば、利用したいと思います。

築80年以上という角野邸
地主さんだそうで、今は別の場所に住んでいて空き家になっています。
こちらの建物は主に集会所のような感じで利用していたそうです。
この辺りの5棟ほどを利用してアート作品が展示されるとの事。
開催が楽しみですね。古民家好きな人にも楽しめますよ。

角野邸…ぱっと外から見た感じ、80年以上経ってるように見えませんね。

中へお邪魔してみました。



一階部分です。洋間と和室の半々になっているそうですが、
物置部屋になっていたので洋間の写真はあまりありません。
大戦も震災もま逃れて現在も全く補修することなく使えているそうです。



2階部分も問題なく住めそうな位状態がいいですね。

Atelier KOMA

こちらも下町芸術祭の会場になります。
障がい者が美術活動を行う週一開催のアトリエ、
地元まちづくり団体やアート系団体の
オープンギャラリーなどに活用されています。

こちらは住める状態ではなかったものの、
学生たちの手によって住める状態に修復されています。
2か月で完成したそうで、200万もかからなかったそうです。
天井を取り払ったり、壁に漆喰を塗ったりと本格的な作業をしたそうです。


天井部分
本来天井は低かったそうです。屋根裏部屋でもあったのかな?

漆喰の壁。これやってみたいわー。

ちょっと散らかっていますが(笑)二段ベッドもあります。


最後はこちらの長屋にお邪魔しました。


中は結構広いです。

アート作品が少し制作中でした。

今回訪れた新長田海側のエリアです。

下町芸術祭のプレイベント「下町アセンブリー」開催にあわせて、
駒ヶ林の秘境を巡るアートガイドツアーというのがあります。
展示作品の鑑賞の他、町の歴史や駒ヶ林の面白スポットなどを巡ります。
参加費は300円。事前予約は不要なので気軽に参加できますよ!
下町芸術祭2017プレ企画「下町アセンブリー」会期:2016年10月29日(土)〜2015年11月6日(日)
常設展示開場時間:11時から17時
会場:角野邸:兵庫県神戸市長田区駒ヶ林町 2 丁目 4-1
Atelier KOMA:兵庫県神戸市長田区駒ヶ林町 2 丁目 2-3
初駒:兵庫県神戸市長田区駒ヶ林町 1 丁目 5-13
駒ヶ林町 1 丁目南部長屋:兵庫県神戸市長田区駒ヶ林町 1 丁目 7-11
駒ヶ林町2丁目北部路地:兵庫県神戸市長田区駒ヶ林町2丁目 14
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