

兵庫県豊岡市へ、コウノトリ復帰プロジェクト産地体験ツアーに参加してきました。
近代化が進むにつれてコウノトリが激減し、
明治時代には豊岡でしか見られなくなりました。
右写真の様に、田んぼに沢山のコウノトリが居たのです。
品種改良や害虫駆除の為に使っていた農薬や化学肥料が原因で
豊岡に居た最後のコウノトリも1970年に絶滅してしまったそうです。
田んぼには沢山の虫が湧きますが、それを食べる鳥や虫がいて、
また稲刈り後の残った稲も巣に持ち帰ったりと
田んぼは人間以外の生き物の役にも立っていたんですね。
現在ではあまり害のない農薬に変わっているそうですが
農薬や化学肥料に頼らず、無農薬または低農薬で
かつ美味しいお米を作っているのが豊岡で、
そのお米は「コウノトリ育むお米」というネーミングで販売されています。

一般的に田んぼは収穫後春まで水を引きませんよね。
6月ごろ、根を丈夫にするために中干をしますが、
丁度オタマジャクシがカエルに、ヤゴがトンボになるころなんですよね。


コウノトリ農法では、中干をできるだけ延長し、
冬場も田んぼに水を貼ることで生き物が減らないようにしています。
除草剤や農薬を使わず、微生物や米ぬかなどを使用し、
人と自然が共生する豊かな環境を目指した自然農法なのです。

前置きが長くなりましたが、
「
コウノトリ米 稲刈りと秋の田んぼ 生きものさがし」生き物偏です。
コウノトリ育む農法では、田んぼにどのような生き物が生息しているかを調査します。
JAたじまさんの裏手にある田んぼへ。


長靴と軍手は持参です。スニーカーの人がいましたが、
ドロドロになっていましたよ。借りる事もできるようです。


網や虫かごは貸してもらえたので私も虫やカエル取りに挑戦しました。

収穫後のドロドロとした田んぼの中へ。なるべく稲の絨毯の上を歩きます。


大きなカマキリ

子供のカエルを捕まえました。

ケースの外から見ると可愛いですね♪何考えてるんでしょう。

私が捕まえたのは土カエルのようです。

参加者が30分で捕まえた生き物を種類ごとに集めてみました。
(捕まえた生き物は田んぼへ返します。)

色んな種類のカエルが大漁。



とてもおとなしいんですよ。されるがままで危機感ゼロ。
こうして子供たちが虫やカエルと触っているのを見ると
私も触りたくなってきました。昔は平気だったんですけどねー。
どうして大人になると怖くなるんでしょうね。

私も触ってみました。思った通りぷにぷにしていました。

写真は分かりにくいですが、タイコウチなどもいます。

今日みつけた生き物です。ほんの30分でこれだけの生物がいました。
稲刈り偏へ続く
JAたじま兵庫県豊岡市但東町出合108
生き物も育む コウノトリ育むお米稲刈り交流
未来記事
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