
以前から気になっていた泉南市の藤を見てきました。
場所は個人宅なので敬遠していたのですが、
近辺に無料駐車場が沢山用意されているので行ってきました。
ちなみに私たちは長慶寺に停めて歩いて訪れました。
電車の場合、JR阪和線和泉砂川駅から割と近いみたいです。

個人宅の野田藤ですが、とても見事です。
平成20年にお亡くなりになった
元砂川小学校校長梶本昌弘氏のお宅で、現在は
「熊野街道信達宿藤保存会」の方々が管理されているそうです。
藤ってすごいですよね~。↑これ一本の木ですよ。

開放されている入口はこんな感じ。


これがその一本の藤の株です。
私より年下なのにすごいなー。
藤は「ヤマフジ」と「ノダフジ」の二種があり、野田とは大阪市福島区の野田です。
ノダフジは日本の固有種で、室町時代から明治時代まで
野田の藤見見物は有名だったそうですが、戦争などで衰退してしまったそうです。
戦後に植えられたノダフジが福島区でも見られますが、花房が少なくて、
梶本さん宅のノダフジがやっぱり見事ですね。

一本の藤の木から4万もの花房を付けるにはコツがあるそうです。
育てるのが難しい木なんですね。育て方が書かれていました。


庭の方まで伸びた藤の花房が見事です。
毎年すごい早さで伸びるのかしら。


藤ってこんなにいい香りがするんですね。藤の花吹雪も気持ちがいいです。
紫のフワフワしたカーテンです。いつまでもここに居たい気分でした。

上から藤が見下ろせるそうです。協力金100円。


上から藤を見下ろしたのは初めてですがやっぱりすごいですね。
1本の木だとは思えません。
色がちょっと薄れてきた感じ(4月21日)
地元の方によると4日前が紫色でとても綺麗だったそうです。

真下


庭園とお宅

お立ち台は10人が定員だそうです。
私の時はすんなり登れましたが、その後すごい行列ができていました。



梶本さん宅の左側はガレージ?ちょっとした出店もありました。

コーヒーはまさかの粉コーヒーでしたが、
杵つき餅入りの善哉が美味しかったです。


梶本家は、旅籠をしながら油類を商っていたそうで、
櫓門などが残っていました。

この辺りは大阪から熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)
へ通じる熊野街道の宿場町でした。面影のある街並みで、
ボランティアの交通整備も整っていて、周辺でも出店が出てたり
活気がありました。
信達宿の野田藤大阪府泉南市信達牧野1338
JR阪和線「和泉砂川駅」徒歩8分
毎年4月中旬~下旬の見頃
- 関連記事
-